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統一原理より救われるまで 【統一協会との出会い】② 相馬浩

投稿者
CFC
投稿日
2020-09-05 10:34
閲覧数
14457
数日後、電話があり、「実は壺の展示会があるのです。」との事であり、ぜひ出席してほしいとの事だった。また、私の名前を見た霊能者の先生と呼ばれている方が、「この人には先祖にすごい徳のある方がいた。」と言っていたとのことだった。日曜日は特別用事もなかったので出席することに決め、その展示会と呼ばれる会に出席した。

その展示会場は、国電亀戸駅近くにある天神会館という所の五階であった。最初ロビーで待たされた。そこのショーケースには、大理石の壺などが飾ってあった。こんなものを見ても仕方無いと自分は思っていた。A子さんが来て一緒に会場に入った。入口では聖水と呼ばれる韓国産の炭酸を飲んだ。これは大変聖い水と言っていた。その広間には多くの大理石の壺が飾ってあった。また、多宝塔と呼ばれる韓国の仏国寺の塔をかたどった大理石製品もあった。

一つのテーブルに座り、待っていると霊能者の先生と呼ばれる方が来られた。三十歳ぐらいの女性である。最初は自分の性格や趣味などの一般的な話をした。そのうち霊的な話に変わっていった。そして、「今日、あなたがここに来られた事は、大きな意味を持っているのです。」と言い、すべてそれは先祖の導きだと言っていた。そして、「今あなたの先祖はあなたを頼っている」と述べた。

「あなたは今日ここで、大きな決断をしなければなりません。あなたの先祖解放のために、この多宝塔を授からなければならない。」

一瞬、自分がわからなくなった。先祖があなたを頼っている? この大理石の壺を買わなければならない? その金額は五百三十万円?・・・・・何が何だかわからなくなってしまった。

祖父の事は好きであった。親戚の中では嫌われていた祖父であったが、私にとっては優しい人であった。その祖父、または御先祖様が地獄で苦しんでいる。その大理石の塔を買う(授かる)ことにより解放されるなら、そして自分の将来を考えて見ても、これは大きな決断だった。でもそんなお金は無い。私には、その時、好きな人がいた。でも、その人と自分は結ばれないことがわかっていた。これは目には見えない何かの因縁があるのではないかと思った。

決断を迫られた。

「よし、買おう。」

一大決心だった。

代金は、まず貯金の二百万円をすぐ支払うことにした。二年間ためたお金である。残りは月賦で月五万円。その人たちは大変喜んでいた。そして学びの会にも是非参加してほしいと言っていた。

数日後、二百万円を支払った。その最終金額(五百三十万円)に達するまで、この壺を置いてくださいと、大理石の壺を置いて行った。そして、これから毎月残りのお金を取り立てに来ると言っていた。その二百万円を引き渡した後自分は、こたえられない不安感と、とんでもないことをしてしまったと言う思いが横切った。数日後、電話があった。用事があると言い、会わないように断った。その後、何度か連絡があったが、その都度、断った。
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